ご家族、周りの方へ【過食症治療への大きな一歩】

https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-05-N112_kaowoooujyosei-thumb-1000xauto-14449

ご家族、そしてお友達から、「私、過食症なんだ」と打ち明けられたらどうしますか?私たちは当事者なので、理由はともかく、気持ちを察することは出来ますが、なんと声をかけたらよいのか、逆にそのままにしておけばいいのか・・・自分で経験したことのない方は、まずそこからよくわからないと思います。

そこで、今回は「過食症の方が近くにいる人」に向けてブログを書かせていただきます。

過食症は孤独との戦い

過食症であることを明かしてくれた、これできっと気分もすっきりしたのでは、と思われる方もいると思います。しかし、実はそこからが重要なのです。

過食症を打ち明けられた=その人の問題が解決した、訳ではありません。

事実、ご相談いただいている中でも、身近な人に過食症であることを打ち明けられているという方が多いにも関わらず、わかってもらえない、という苦しさ、辛さでメールをくださる方が多いのです。

なぜこのギャップが生まれるのでしょうか?

過食症の症状は「食べてしまうこと、またそれを外に出そうと吐いたりしてしまうこと」ですが、もっと深い原因があります。小さい頃に「太っている」と言われたことが、とてもショックでトラウマになっていたり、受験のプレッシャーであったり・・・

しかし、過食症の人は、往々にして、その原因を話せないことが多いです。そして、孤独にそのストレスと戦い、ストレスで食べてしまい、いつの間にか根本の原因は頭から離れてしまって、「体重、体型、カロリー」に縛られた生活を送っているのです。

食べ物、食べ方、体型については言わないで欲しい

打ち明けてくれたものの、さて、励まそうと、落ち込んでいる本人に声をかけてくださるかもしれません。どんな言葉が思いつきますか?きっと「食べてしまうことに悩んでいるのだから、それについて言えばいいのかな」と思われると思います。

しかし、ちょっと戻って読んでみてください。本人は本来は「過食してしまうこと」が悩みではないということです。

メンバー内でも多かったのが、

「ちょっと太っているくらいが可愛いじゃない」

「食欲が無いよりあった方がいい」

「今日はちょっと食べすぎなんじゃない?」

という、食事についての励ましやアドバイス。これはもう、本人が悩みに悩んでいて、悩み疲れていることなのです。そこにまた、いろいろとカロリーだの、太っていてもどうだのと言われると、悩みも爆発です。

そんなのでは、声のかけようがないと思われるかもしれません。

そこで、メンバーからどういう声をかけて欲しいかを募ったところ、意外なことに、みんな原因がバラバラであるにも関わらず、非常に単純な物でした。

ありのままの自分を認めてほしい

メンバーから出たのは、「食べることについては言わないで」ということ、そして何よりも、

「今のままのあなたでいい」という言葉、そして話を聞いてくれるだけでいい

ということでした。

過食症によって心も体もぼろぼろになり、自分なんて生きている価値が無い、自殺まで考える人もいます。そういう時に、そんなあなたでもいいんだよ、と受け入れてくれる場所があるという素晴らしさ。

どの人にもその場所があれば、私たちのような集まりがある必要はないのです。ほとんどの人が、そう受け入れてくれる場所が無いため、一人孤独に「食べた、死にたい」とツイッターでつぶやいたり、このサイトに相談したりしてくれています。

私たちは当事者として、言葉を送ることはできます。しかし、その方が、いつも安心していられる場所までは提供できません。そういう場所を作ってもらえるように、こうやってサイトやブログから発信していくことしかできないのです。

家族の理解はとても大きい力になる

年齢にかかわらず、一番近くにいるのはどうしても家族だと思います。しかし、特にご両親は産まれた時から見ている子供。ついつい食べ過ぎていると叱ってしまったり、落ち込んでいると元気出しなさいなどと声をかけてしまいがちです。

また、中高生にとっては、まだ人間関係が広くないため、家族に受け入れてもらえないと、もうどこにも居場所はない、生きていけないという状態でメールをくださる方が多いです。

摂食障害は難病です

以前もブログで書かせていただきましたが、摂食障害は難病です。

ただ食べ過ぎてしまうだけの病気ではありません。そして、特効薬もありません。

しかし、摂食障害の期間が短いほど、回復するのも早いと言われています。

周りの方、特にご家族の方、身近な人、自分の子供が死亡してしまうこともある難病だと言われたら、どう思いますか?気合でどうにかしなさいと言いますか?治療費を自分で働いて返しなさいと言うでしょうか?

どうか、安心してありのままの自分を受け入れてくれる場所を作ってあげてください。

わたしからの、そしてメンバーからの一番社会に伝えたいメッセージです。

 

このブログと一緒によく読まれているブログ

このブログを書いた人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  • 今日のつぶやき

ページTOP